AdmobのOpen Biddingを使えば広告の収益性が向上するらしい

Admobから「収益化の新手法、Open Bidding のご紹介」というお知らせが来ていた。

これはメディエーションの改良版といった感じの仕組みであるらしい。

メディエーションは複数の広告ネットワークから、広告の供給を受けられる仕組みだ。

たとえばAdmobだけでなく、FacebookやAppLovinなどの広告を、同じ広告枠に表示できるようになる。
これによって供給される広告の総量が多くなり、より単価の高い広告が表示される機会が増える。
そして収益が増えるという仕組みなのだけど、各広告ネットワークのSDKを実装して設定しなければならず、それが難点だった。

SDKの管理が必要となるので手間が増えるし、バグやクラッシュが発生しやすくなってしまう。
また、SDKはいくつも入れるとアプリの容量が増えていってしまうという問題もあった。
このためにメディエーションは使っていなかったのだけど、Open Biddingはこれらの問題点を解消しているそうだ。

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従来のメディエーションよりも優れている点

入札単価が向上する

従来のメディエーションでは、入札がリアルタイムで行われず、過去のCPMに基づいていたので、必ずしも最も高単価の広告が表示されているわけではなかった。

しかしOpen Biddingはリアルタイムでデータを取得し、最も入札額が高い広告が表示されるので、利益が最大化される。

また、自分でネットワークごとの広告配信量の調整をする必要がなくなるので、手間が軽減される。

広告ネットワークによってはSDKが不要

Open BiddingではSDKを実装することなく、複数のネットワークから提供される広告の表示が可能となる。
ただし、すべてのネットワークが対応しているわけではない。
FaceBookやAppLovinなどはOpen Biddingでも従来通りにSDKの実装も必要。

とはいえ、一部であってもSDKを入れることなく広告の供給源を増やせるのは、なかなか魅力的だ。
便利な仕組みなので、将来的には対応するネットワークが増えていくかもしれない。

12〜26%収益が増加しているという実績がある

Googleの事例紹介記事によると、Open Biddingを使用したところ、12〜26%ほど収益が伸びたという実績があるそうだ。

実装にそれほど手間はかからないようだし、これだけの効果があるのならやってみる価値はあるだろう。

なので次のアプリのアップデートの際に、Open Biddingの実装をやってみることにする。

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