Play Consoleのデベロッパーアカウントを個人事業主として確認する手順

ある日Googleから連絡のメールが届き「Play Consoleのデベロッパーアカウントの確認をしてください」と言われる

なんだろうかと思っていたら、去年確かに、この時期を対象に申請の予約をしたのだったと思い出した

個人として登録するのなら、マイナンバーカードを持っているしそれですむだろう、簡単だろうと思っていた

けれども、組織として登録した方がいいという記事をいくつか見かけたので、そちらでやってみることにした

いまPlay Consoleに新しく個人で登録すると、新しいアプリをリリースするのに、20人が14日連続で実機テストをしないと申請できない、という厳しい制限がかけられている

これが今後、既存のアカウントにも適用される可能性があるので組織で登録しておいたほうがよい、という話だった

個人事業主も組織として登録できるので、やってみることにした

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開業届の控えを用意する

まず必要になるのが「個人事業の開廃業等届出書」の控えだ

これはいわゆる「開業届」のこと

これはあとで触れる「DUNS numberの取得」と、「Play Consoleでの組織確認」の両方で使用することになる

他にもいくつか使用できる書類があるようだけど、開業届は税務署に申請すればすぐに発行されるし、e-taxでも取得できるようなので、こちらがよいと思われる

特に制限はなく、申請すればすぐに入手できるので、まずはさくっと用意しよう

(税務署で言われたのだけど、2025年以降は開業届の控えに承認印を押してくれなくなるそうなので、税務署で入手しても、組織の証明書として使えなくなる可能性がある。

その場合はe-taxで取得し、受理された日時が表示される画面を付け加えて申請することになるようだ)

屋号に英字を記載する

開業の届出書には、「屋号」を記載する項目があるのだけど、ここには英字で記載しておこう

これがPlay Consoleで組織の確認をする際に必要になる

たとえば「TANAKA SOFT」とかそんな感じで記載しておく

DUNS numberを取得する

DUNS numberはその事業者が実在していることを、国際的に証明する番号だ

Googleと、そしてAppleも組織確認のために使っている

なので個人事業主としてアプリを作っていくのなら、取っておく価値がある番号なのだと言える

英語の会社名に注意

こちらは東京商工リサーチが申請の代行をしている

申請の際に、会社名を日本語と英語の2つ登録する

ここで英語のところに、開業届の屋号に記載した英字の名称を入力する

TANAKA SOFTのようなやつのこと)

ここが一致していないと、あとでplay cosoleで組織の証明ができなくなるので注意しよう

開業届と3300円

申込みは東京商工リサーチのサイトから行う

申込みをしたら事業者の証明書として、開業届をスキャンしたデータをメールで送る必要がある

料金はスタンダードプランで3300円となっている

こちらは銀行振込をする

取得に必要な日数

通常は7営業日以内に取得できるが、現在は申込みが殺到しているそうで、10〜11営業日を要する状況になっている

土日を挟むと2週間程度かかり、祝日があるともっとかかることもある

なのでPlay Consoleの申請期間になったら、早めに申請しておこう

いつでも取得できるものなので、余裕のあるうちにさっさとやっておくと、申請期間がきてから慌てなくてすむ

(私はきてからやったのでちょっと慌てた)

DUNS numberの登録が終わると、東京商工リサーチからメールが来て、番号を確認できる

そのメールには、システムに登録されるまでには数日を要することがあります、と書かれていた

しかし翌日に確認したら、すぐにPlay Consoleで使えるようになっていたので、デベロッパーアカウントの確認では、それほど間をあける必要はないのかもしれない

DUNS number申請の手順

手順を確認すると

・東京商工リサーチのサイトから申請する

・開業届をメールに添付して提出

・料金を振り込む

となる

この3つが確認されると、取得作業が開始される

私の場合は入金や書類を確認しました、という連絡がこなかったので、自分からメールで問い合わせをした

翌日に返信があったので、もしも同じ状況になったら、念のために受理されたかどうか確認しておいた方がよいかもしれない

Play Consoleで確認を行う

DUNS numberの取得がすんだら、いよいよPlay Consoleでの確認作業になる

確認の画面を開くと、「組織」か「個人」かを選択する画面になるので、「組織」を選ぶ

そして関連付けをする「お支払いプロファイル」を選ぶなり、新規で作るなりする

組織用のお支払いプロファイルがない場合には、ここで作ることになる

その後で、用意したDUNS numberを入力する

するとDUNS numberから参照された組織名や住所などがお支払いプロファイルに登録され、申請の準備が整う

電話番号に注意

ついで、メールアドレスや電話番号の登録が必要になる

それぞれに確認用の数字コードが送られてきて、入力することになるのだけど、ここで電話番号には注意が必要

国際ナンバーとして+81をつけ、最初の0を除く形で登録する必要がある

また、SMSで確認コードが送られてくるので、それを受信できる番号で登録しないといけない

つまりはスマートフォンの番号が必要になる

固定電話ではおそらく登録できないので気をつけよう

もともと持っている番号を使うか、専用の番号を用意する必要がある

追記 通話でも番号確認ができる、という話もみかけたので、もしかしたら固定でもいけるのかも?

サイトとメールのドメイン

他には、組織のWEBサイトの項目があるのだけど、ここを登録した場合には、サイトとメールアドレスとで、ドメインを一致させる必要がある

この点も少し注意が必要

あとは自分の名前を英字で入力したりするくらいなので、特にひっかかるところはないだろう

本人確認

これらの申請が終わると、次に本人確認の書類の提出を求められる

組織の確認には「開業届」を提出し、個人の確認には「マイナンバーカード」を用いた

個人の確認は運転免許証などでもいいらしい

組織の確認は、先にも書いた通り、DUNS numberに登録した英語の組織名と、開業届の屋号が一致していないと受け付けられないようので、気をつけよう

一致せずに受理されなかった、という記事をいくつかみかけている

もしも間違えて開業届をとってしまった場合は、再取得することになる

開業届は何度でも提出できるので、ここに問題があった場合にはさくっと取り直そう

申請が終わると確認に「数日かかることがあります」と表示される

それから3時間後には「確認されました」というメッセージが送られてきて、アカウントの確認が完了した

他の人の記事を見ても数時間〜2日程度で完了しているようなので、わりかし早く対応してくれるようだ

まとめ

必要な書類・データ

・開業届

・DUNS number

・マイナンバーカードなどの個人証明

かかる時間

開業届の取得

1日

税務署でもe-taxでも可能

※25年以降は税務署で取得しても捺印されないので、証明になるのか不明

DUNS number

10〜11営業日

休日を挟むとけっこう時間がかかるので、早めに申請しておきたい

ここが一番時間がかかる

Play Consoleでの確認

数時間〜2日程度

全体としては、20日を見ておけばおおむね登録が完了すると思われる

申請期間は2ヶ月、60日なので余裕があるが、アカウント確認をしそこなうと、アプリが消されてしまうという大きなリスクがあるので、早めにやっておいたほうがいいだろう

ぎりぎりになると焦るだろうし

最後に

申請作業はすべてネット上で行えるので、実際にどこかに足を運ぶ必要はない

(私は税務署に行ったけど)

月並みな感想だが、便利な世の中になったものである

参考にしたページを載せておくので、こちらも読むとより申請がわかりやすくなるかも

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