三国志用語

用語集

「死せる孔明、生ける仲達を走らす」とは

「死せる孔明、生ける仲達ちゅうたつを走らす」とは、三国志の中で語られている言葉です。 「孔明」は諸葛亮、「仲達」は司馬懿しばいの字あざなで、両者の間に起きた出来事から、この言葉が生まれました。 以下の文章で、その経緯と意味を紹介します。...
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臥龍とは

臥龍がりょうとは、「眠れる龍」を意味する言葉です。 まだ無名だったころの諸葛亮が、この号で呼ばれていました。 【臥龍と呼ばれた諸葛亮】 諸葛亮にこの号をつけたのは、龐徳公ほうとくこうという人物です。 荊けい州の襄陽じょうよう郡の人...
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外戚とは 三国志では何進が該当

外戚がいせきとは、皇帝の母方の親族のことを言います。 古代中国では儒教の影響で、子は母親に強く敬意を払うべきだという思想が広まっており、皇帝の母親と、その親族たちが大きな権力を握ることが多くなりました。 特に、皇帝が即位した年齢が幼い場...
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諡・諡号とは 劉備や曹操の諡号はどのように定められたのか

諡おくりなは皇帝や高官が、死後に贈られる名前のことです。 「おくりな」という読みは「贈り名」から来ています。 たとえば三国志では、曹操は死後に武帝、劉備は昭烈しょうれつ帝と諡されています。 このような称号には、生前の人柄や活動内容が反...
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白馬義従とは

白馬義従はくばぎじゅうは三国志に登場する、公孫瓚こうそんさんが率いていた騎兵隊の名称です。 「白馬」はそのまま「白い毛並みの馬」を意味し、「義従」は「騎乗した弓兵」のことを指しています。 公孫瓚は幽州という、東北の辺境地帯で戦っていた将...
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宦官とは 蔡倫・曹騰・十常侍について

宦官かんがんは中国などに存在していた、去勢された上で、宮殿に仕える者たちのことを言います。 もともとは去勢されているとは限らなかったのですが、後漢以降は去勢された者だけが宦官に就任したため、「宦官=去勢された者」と認識されるようになってい...
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丞相とは 三国志では曹操や諸葛亮が就任

丞相じょうしょうは中国の官職です。 「丞」と「相」はともに「たすける」という意味です。 これを合わせた丞相は、天子(王や皇帝)を助けて国政を司る役目を担いました。 王の下で政務を総覧し、官僚を統率する最高官で、現代で言えば首相にあたる...
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蜀漢とは 劉備による建国と、劉禅による滅亡について

蜀漢しょくかんは中国の三国時代に存在した国家です。 国号は漢であり、前漢や後漢と区別するために、蜀漢と呼ばれています。 「蜀」は中国の南西部にある益州のことで、ここに劉備が割拠したことがきっかけで、建国されました。 首都は成都です。 ...
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大将軍とは 三国志では何進や曹操、袁紹が就任

大将軍は古代中国で設置された官職です。 秦から前漢への移行期(前206年頃)に任命され始めました。 特に有名なのは、前漢の高祖・劉邦に仕えた韓信です。 元は低い身分でしたが、才能を見いだされて大将軍に抜擢されると、別働隊を率いて各地を...
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牙門将軍とは 三国志では趙雲や魏延が就任

牙門《がもん》将軍は中国の官職名で、後漢や三国時代にも設置されていました。 「牙門」という名前の由来は「牙旗《がき》の立つ軍門」から来ています。 「牙旗」とは、将軍が自分の存在を示すために掲げる旗のことです。 【牙旗の画像 旗ざおを...