一番古いスマホアプリは6年前にリリースしたのだけれど、年次別にデータを確認すると、じわじわと広告のクリック率が低下している。
初年度は0.85%あったクリック率が、今や0.37%まで低下しているので、初期のころに比べると半分以下になっている。
以前Googleから来ていたメールに、「広告は長年に渡って同じ場所に出し続けていると、収益が落ちていく」といったことが書いてあった。
何年も同じアプリを使い続け、同じ場所に広告が表示されていると、そのことに慣れてしまって、ユーザーは反応しなくなるらしい。
年数が経過するにつれ、クリック率が低下していくのはそのせいなのだろう。
なのでGoogleは広告の表示場所などを変えた方がよいとメールに書いていたのだけれど、アプリのレイアウトは機能によって定まっているので、そう簡単に変えることはできない。
なので現実的に考えると、アプリの広告収益の経年劣化は、受け入れていくしかなさそうだ。
アプリから広告収益があがり始めた時には、毎年同じペースで収益が増加していくのではないかと期待していたのだが、それは間違いだったようだ。
広告収益の伸びには自ずと限界がある、と認識しておいた方がよいのかもしれない。
トラッキングの制限によって、広告単価が低下していることもあるし、そもそも広告は嫌われものであるし、今後はあまり広告に頼らず、ユーザーに直接課金してもらえるような仕組みでアプリを運営していけないか、模索してみるとしよう。