三国志将軍位

用語集

征北将軍とは 三国志では陸凱が就任

征北せいほく将軍は中国の官職です。後漢や三国時代などに設置されていました。「北を征する」の名の通り、北方を担当する方面司令官でした。征西・征南・征東将軍と合わせて四征将軍とも呼ばれます。使持節という独自の指揮権を与えられ、長史(副官)や司馬...
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征東将軍とは 三国志では張遼や曹休が就任

征東せいとう将軍は後漢や三国時代の官職です。「東を征する」の名の通り、大陸の東部を担当した方面司令官でした。他に征北、征西、征南将軍も存在しており、合わせて四征将軍とも言われます。征東将軍は寿春に駐屯することになっており、青州、兗えん州、徐...
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征西将軍とは 三国志では馬騰や夏侯淵が就任

征西せいせい将軍は中国の官職です。後漢や三国時代に設置されていました。征西は「西を征する」の意味で、後漢の西部で反乱が起きた場合に、それを征伐する役目を担っていました。このため、敵がいない時期には設置されず、必要に応じて任命されています。使...
官職

征南将軍とは 三国志では趙雲や曹仁が就任

征南せいなん将軍は中国の官職です。後漢や三国時代に設置されました。「征南」とは「南を征する」の意で、その名の通り、南方に敵がいた場合に攻撃する役目を担いました。具体的には荊けい州と豫よ州が担当地域で、新野に駐屯することになっていました。使持...
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衛将軍とは 三国志では曹洪や姜維が就任

衛えい将軍は中国の官職です。前漢の時代に、宮廷の衛士を統括し、皇帝を守る職として設置されています。つまりは近衛兵団の司令官の地位です。前漢の中興の祖と称えられる九代皇帝・宣帝(在位 前74年 - 前48年)の時代には、衛将軍の地位にある者が...
官職

車騎将軍とは 三国志では張飛や曹仁が就任

車騎しゃき将軍は中国の官職です。車騎の「車」は「戦車」を意味し、「騎」は「騎馬隊」を意味します。つまり車騎将軍は「戦車と騎馬隊を率いる将軍」を意味しています。前漢では前漢では、初代皇帝・劉邦に仕えた灌嬰かんえいが就任しています。灌嬰は絹商人...
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驃騎将軍とは 三国志では馬超や司馬懿が就任

驃騎《ひょうき》将軍は中国の官職名です。前漢・武帝の時代に創設されました。「驃騎」は「白まじりの赤栗毛の馬」や「馬が疾走する様子」を意味しています。初めて任命されたのは、匈奴《きょうど》という異民族の討伐で大活躍した霍去病《かくきょへい》で...
官職

大将軍とは 三国志では何進や曹操、袁紹が就任

大将軍は古代中国で設置された官職です。秦から前漢への移行期(前206年頃)に任命され始めました。特に有名なのは、前漢の高祖・劉邦に仕えた韓信です。元は低い身分でしたが、才能を見いだされて大将軍に抜擢されると、別働隊を率いて各地を平定し、劉邦...
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牙門将軍とは 三国志では趙雲や魏延が就任

牙門《がもん》将軍は中国の官職名で、後漢や三国時代にも設置されていました。「牙門」という名前の由来は「牙旗《がき》の立つ軍門」から来ています。「牙旗」とは、将軍が自分の存在を示すために掲げる旗のことです。【牙旗の画像 旗ざおを象牙で飾り、獣...
官職

裨将軍とは 三国志では黄忠や張遼が就任

裨《ひ》将軍は中国の官職で、後漢と三国時代にも設置されていました。「裨」は「補う」や「小さい」という意味です。このため、裨将軍は「将軍の補佐役」や「軍の副官」を意味する地位でした。類似の地位に偏将軍がありましたが、どちらも将軍階級に昇ったば...