三国志

官職

征北将軍とは 三国志では陸凱が就任

征北せいほく将軍は中国の官職です。後漢や三国時代などに設置されていました。「北を征する」の名の通り、北方を担当する方面司令官でした。征西・征南・征東将軍と合わせて四征将軍とも呼ばれます。使持節という独自の指揮権を与えられ、長史(副官)や司馬...

龐統士元 諸葛亮と並び称され、鳳雛と呼ばれた名軍師の生涯

龐統ほうとうは劉備に仕えて活躍した、いわゆる軍師です。諸葛亮と並び称され、「鳳雛ほうすう(鳳凰ほうおうの雛ひな)」と呼ばれていたことでも知られています。計略を考案するのを得意としていましたが、人物鑑定にも優れており、幅広い人脈を持っていまし...
用語集

征東将軍とは 三国志では張遼や曹休が就任

征東せいとう将軍は後漢や三国時代の官職です。「東を征する」の名の通り、大陸の東部を担当した方面司令官でした。他に征北、征西、征南将軍も存在しており、合わせて四征将軍とも言われます。征東将軍は寿春に駐屯することになっており、青州、兗えん州、徐...
用語集

征西将軍とは 三国志では馬騰や夏侯淵が就任

征西せいせい将軍は中国の官職です。後漢や三国時代に設置されていました。征西は「西を征する」の意味で、後漢の西部で反乱が起きた場合に、それを征伐する役目を担っていました。このため、敵がいない時期には設置されず、必要に応じて任命されています。使...
コラム

三国志を10分くらいで、だいたい理解するための記事

この記事は三国志を短い時間(10分くらい)で、ざっくりと理解するためのものです。三国志のあらましと流れを手早く知りたい、という人向けです。後漢の衰え中国にはかつて、後漢ごかんという王朝がありました。西暦25年から220年まで、おおよそ200...
用語集

征南将軍とは 三国志では趙雲や曹仁が就任

征南せいなん将軍は中国の官職です。後漢や三国時代に設置されました。「征南」とは「南を征する」の意で、その名の通り、南方に敵がいた場合に攻撃する役目を担いました。具体的には荊けい州と豫よ州が担当地域で、新野に駐屯することになっていました。使持...
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蜀漢とは 劉備による建国と、劉禅による滅亡について

蜀漢しょくかんは中国の三国時代に存在した国家です。国号は漢であり、前漢や後漢と区別するために、蜀漢と呼ばれています。「蜀」は中国の南西部にある益州のことで、ここに劉備が割拠したことがきっかけで、建国されました。首都は成都です。【蜀漢を建国し...
用語集

衛将軍とは 三国志では曹洪や姜維が就任

衛えい将軍は中国の官職です。前漢の時代に、宮廷の衛士を統括し、皇帝を守る職として設置されています。つまりは近衛兵団の司令官の地位です。前漢の中興の祖と称えられる九代皇帝・宣帝(在位 前74年 - 前48年)の時代には、衛将軍の地位にある者が...
三国志

曹仁 周瑜や馬超、関羽にも勝利した、知勇兼備の名将

曹仁そうじんは曹操に仕えて活躍した武将です。騎兵の指揮が得意で、別動隊を率いて各地で戦功を立てました。そして周瑜に重傷を負わせ、馬超を打ち破り、関羽を撃退するという、優れた実績をいくつもあげています。曹操軍の中では最強格の武将であり、最終的...
官職

車騎将軍とは 三国志では張飛や曹仁が就任

車騎しゃき将軍は中国の官職です。車騎の「車」は「戦車」を意味し、「騎」は「騎馬隊」を意味します。つまり車騎将軍は「戦車と騎馬隊を率いる将軍」を意味しています。前漢では前漢では、初代皇帝・劉邦に仕えた灌嬰かんえいが就任しています。灌嬰は絹商人...